2011年08月01日

株式会社高池 様

□会社名  株式会社高池
□事業内容 ワイヤーハーネス製造設計販売
□所在地  沼津市住吉町1-10
□電話番号 055-935-0507
□FAX番号 055-935-0511
□H  P http://www.n-takachi.com/

第32回は、電気配線(ハーネス)を中心に設計製造販売で豊富な実績をもち幅広く製品を手がけていらっしゃる沼津市住吉町に本社を持つ
株式会社高池 様をご紹介いたします。DSCF1263-1.JPG
代表取締役の古井誠様と専務取締役の中村亨様にお話をお伺いしました。DSCF1265-1.JPG

Q.会社の沿革を教えて下さい。
私達は電磁カウンターを製造していた東京計数工業に勤務していました。電磁カウンターは自販機やゲーム機に使われるものですがシェアが狭くまた、ゲーム機の場合ゲームの当たりはずれの振れ幅が大きいので安定性に欠けます。そういった不安定な位置から脱却した事業を始めようと新事業としてハーネス製造を始めました。
製造加工に携わってくれる多くの人員が必要でしたが東京では集まりにくかったため、16年前に沼津の地に拠点を置き、東京計数工業の一部事業としてハーネス製造を始めました。ハーネス事業はゼロからの出発でしたから、試行錯誤で知人から知識を教わりながら1歩1歩進んでいきました。それから8年経ったころに東京計数工業の社長が快く独立を応援してくれたため株式会社高池が誕生しました。

Q.御社の特長を教えてください。
g66.jpg多品種、小ロット、短納期で、同業者がやりたがらない手間のかかる仕事を手掛けることでお客様のお役に立っていこうというスタイルです。最近では「1本から対応」を売りにしている業者は多いですが、実際のところ手間がかかるわりに安価なので嫌がられるようです。当社はそういったお客様にこそ利用していただきたいと考えているため、ネットからの注文を中心としてハーネス1本からでもお引き受けします。もちろん量産も可能です。
そのスタイルは必要な分を必要な分だけ供給するという資源環境へも配慮した形です。今どこでも効率ばかりを追求し、不必要なものでも生産してしまうことが優先されてきていますが、無駄なものは出さないことで資源を大事にしていこうという方針です。

多品種小ロット生産を実現させるには、生産管理システムと作業工程の構築が難しく、欠かせないところなのですが、当社はそれを体系化し作業に落とし込んでいます。多種類の在庫の管理や何百社もの顧客管理、生産工程の管理等、また受注した図面を社内用図面に変換させる技術のシステム化など軌道に乗るまでには時間がかかりました。今も試行錯誤しながら行っていますが、それを確立させたことで多品種小ロット短納期が実現しています。


Q.22年3月に認定された経営革新計画について教えてください。
お取引先様への内製化支援です。これは、仕事が減ったことで雇用維持が困難なお客様が、大切な人材を活かして経営を続けてもらえるようにとの思いでこのような事業を考えました。お客様にはキットの形で供給した部品を組み立ててもらうだけですので、個々の部品の発注の手間がありません。また生産数にあわせた部品供給なので在庫を持つ必要がありません。そして前加工済なので高額な設備を導入する必要がありません。
この3つのなしでムダを省いた経営をしていただけるよう当社が支援します。


Q.パートタイマーさんを戦力化するための工夫は何かされていらっしゃいますか?
この仕事は人が勝負です。途中の過程までは機械が行いますが、人の手がないとできない仕事です。100人以上のパートさんや内職の方が活躍してくれています。戦力化についてはOJTでいかに教えていくかが重要だと思います。現場で情報を共有して日々の作業の中で多くの経験を積んでもらうことが大切です。


Q.フィリピンの会社について教えてください。jpn.jpg
別の企業がソレノイドという製品の製作のために作った会社でした。ハーネス製造を指導することから始まりました。現在は完全子会社化しており、現地スタッフが80人ほど働いております。
フィリピンには質の高いスタッフが多くおりますので海外展開=安価な労働力ということではなく、将来的には質の高い技術を持った企業として独立していけたらと思っています。


Q.今後の事業展開を教えてください。DSCF1268.JPG
当社は下請け業者ではなく、常にメーカーでありたいと思っています。価格競争で勝負をするのではなく、製品に付加価値をつけていきます。当社は1つの製品に対して様々な納期や価格帯を持っていますので、お客様の細かなニーズに対応できます。それをもう少しアピールしてさらに多くのお客様のご要望にお応えしていきたいと思っています。


                          
〜インタビュアより〜
多品種少量生産という、他の企業は敬遠しがちな部分をあえてやることは、多くのご苦労があったことと思います。しかし細かな仕事を丁寧に行い、一人一人のお客様と真剣に向き合い、少しでも株式会社高池を必要としてくれる人のお役にたちたいという社長や専務の思いがひしひしと伝わるインタビューでした。今後の事業展開が注目されます。
posted by nishi at 11:53| 日記

2011年07月04日

SK商事株式会社 様

□会社名  SK商事株式会社
□事業内容 清掃業/介護事業
□所在地  御殿場市深沢1231−12
□電話番号 0550−84−6287
□FAX番号 0550−84−6287
□HP   

第32回は、箱根のリゾートホテルを中心に客室清掃請負事業を行いながら、昨年末に介護事業に参入され“深沢デイサービス ほほえみ“を立ち上げられた御殿場市深沢のDSCF1256.JPG 
SK商事株式会社 様をご紹介いたします。
代表取締役の佐々木邦衛様にお話をお伺いしました。

Q.清掃請負事業を始めた経緯を教えて下さい。
私は一般企業に定年まで勤めその後65歳まで振興公社で働きました。65歳を過ぎて友人が起業した人材派遣業の手伝いをしていたのですが、その事業の継続が困難になってしまう事態に陥りました。
私は経営者の立場ではありませんでしたが、当時30人ほどいた従業員を路頭に迷わせるわけにはいきませんでした。どうにかしなければと考えた末、契約していたホテルから応援の声も頂いたこともあり、平成21年12月に自分の資金を出して起業しました。しかし当初予定していた仕事は実際には3分の1程度しかなく、赤字が続きました。仕事量が減り、従業員には以前のような手取り額を維持してあげることはできませんでした。もう廃業しようと何度も思いましたが、従業員のことを思うと続けざるを得ませんでした。しかし従業員の丁寧な仕事が徐々に信用を得ていったようで、昨年暮れから少しずつ仕事を増やしていただけるようになったところです。

DSCF1258.JPGQ.デイサービス事業を始めた経緯を教えてください。
社会福祉協議会の事業で高齢者向け宅配弁当の配達の仕事があり、以前その手伝いをしていたのですが、そこの方から「高齢者の方は介護施設を利用したくても空きがなく、仕方なく自宅で宅配を頼む人も多い」ということを聞きました。それなら自分がその場を提供できれば利用していただけるのではないかと思いました。同時に、これが雇用創出につながれば、今いる従業員に十分な働く場を提供できることも、新規事業立ち上げの後押しになりました。
同業の施設を見学したり介護関係の勉強期間を経て、自宅をリフォームして平成22年12月1日に“深沢デイサービス ほほえみ”を立ち上げました。
この仕事をして、なによりも、ご家族の介護負担の重さを肌で感じました。そしてこのサービスを行うことで、少しでもご家族の肉体的精神的負担を軽減できればと思う毎日です。

Q.「深沢デイサービスほほえみ」の特徴を教えてください。
当施設は自宅を改築しておりますので、自宅にいるのと同じゆったりとくつろいだ空間を感じてもらえます。民家型の施設は他にもありますが、比較的狭い土地に家屋が立っていて外へ出られません。しかし当施設は敷地内に庭があり、小さいながらも畑があります。歩行訓練をしたり、日向ぼっこをしたり、畑で家庭菜園を楽しむこともできます。6月初めに利用者の方が植えたピーマンやトマトなどの夏野菜が順調に育っているところです。DSCF1262.JPG
娯楽も楽しんでいただけるように有線カラオケを入れています。脳のリフレッシュ効果や若返り効果もあるのではないでしょうか。
また、介護保険外サービスではありますが、ご家族の方の都合により宿泊を必要とする利用者のために宿泊設備も整えております。

Q.今後の事業展望を教えてください。
介護に関連する事業を拡げていければと思います。敷地の隣に私が所有しているアパートを使い、高齢者の方が入居できる施設を併設できればとも考えています。また、高齢者の方の不便を解消するため、一人で買い物に行けない方や、他の施設の利用者が外出したい、透析を受けに行きたいという時に目的地まで輸送する介護タクシーを始められればと思っています。


〜インタビュアより〜
施設内を見学させていただきました。若いスタッフの方が活躍されていました。利用者の方は孫と話をしているようで、癒しと元気をもらっているように見えました。皆笑顔で、温かみのある雰囲気でした。経験豊富なスタッフの方もいらっしゃるそうで、安心して利用していただける施設だと思います。
高齢化は深刻な問題ですが、介護事業を通じて地域の方々のお役に立ちたいと思う佐々木社長の思いをひしひしと感じるインタビューでした。
posted by nishi at 18:58| 日記

2011年05月31日

あそうクリニック 様

□会 社 名  あそうクリニック
□事業内容 糖尿病内科・内分泌内科
□所 在 地  沼津市筒井町11番地1
□電話番号 055−929−7575
□FAX番号 055−929−7733
□HP   http://www.aso-clinic.jp/


今回は、5月6日に開業した糖尿病・内分泌疾患専門の
あそうクリニック 様をご紹介いたします。
広々とした敷地にシックな印象の外観、院内は患者様の居心地のよさに配慮した落ち着いたデザイン空間のクリニックです。
院長の麻生克己先生にお話をお伺いしました。


Q.糖尿病外来について教えてください。
gptImage20110521023655.jpg糖尿病患者は現在、予備軍も含めると2千万人を超えると言われており、その患者数の増加が特に問題となっている病気です。糖尿病は、一般的に自覚症状がないのが普通で、知らない間に血糖値が高い状態が長年続き、いつのまにか失明・人工透析・手足の壊疽・脳卒中・心筋梗塞などの合併症を引き起こしてしまう病気で、サイレントキラー(静かなる殺し屋)ともいわれています。ですがこの地域には専門医もまだまだ少ないのが現状です。
gpf2Photo220110524052021.jpg治療の基本は食事療法で、自分の体格、活動量に合ったカロリーをバランスよく食べることが最も重要です。食事療法を続けていくには、なぜ自分が治療しないといけないのかをしっかり患者さん自身で理解し納得していただくことが大事で、正しい知識を提供することはもちろんですが、そのときの患者さんの状態・気持ちを共有し、一緒に今後の治療方針を考えていくことが糖尿病の療養指導だと考えています。
当院の理念の一つである「患者さんとともに考える医療を実践する」、この地元で専門医の適切な治療を受けられる環境を作り、患者さんが患者さん自身の人生を楽しんで生きていくためにどう病気と付き合うか共に考えていくことが私の使命であると思っています。


Q.スタッフの教育について教えてください。
gpf2Photo120110524052017.jpg地域に専門医が少ないことから、糖尿病の専門スタッフもあまり育っていないと感じます。私自身も開業し、先のような理念を実践していくことで、共に働くスタッフのキャリアを向上させ、ひとりでも多くの糖尿病専門スタッフが育ち、地域で活躍してくれれば地域医療の底上げに繋がるのではないかと期待しています。
そのためには、スタッフも普段から糖尿病に関する正しい知識・技術を勉強する必要があります。学会やセミナー等の研修を通じてスキルアップを積極的に支援していきたいと考えています。当院でその技術や能力を発揮してもらうことももちろんですが、当院を巣立って別の場所で活躍してもらうことでも良いと思っています。
当院のもう一つの理念「糖尿病療養指導士等の資格習得・維持を支援しスタッフの育成を行う」ことにより、広く地域医療に貢献できるのではないかと思っています。



Q.開業にあたり多くの応募があったスタッフ採用についてお聞かせ下さい。
募集人数が6名の枠に130名の応募がありました。
受付業務には新卒の社員を3名採用しました。当初新卒採用の予定はなかったのですが、履歴書の応募動機にとても意欲的な内容が書かれており、面接をしてみようと思いました。会ってみると、素直に自分の気持ちを伝えようとする前向きで明るい印象でした。即戦力とはならないかもしれないけれど、この人たちなら患者さんの気持ちを考えながら一緒に寄り添う対応ができるのではないかと思い採用を決めました。
gpf3Photo320110527045708.jpg結果的には看護師・臨床検査技師・管理栄養士・受付業務など全体で12名採用することになりました。開業した現在、スタッフ全員自分の担当の仕事をとてもがんばってくれています。良いスタッフとめぐり合う事ができて本当に感謝しています。

開院以来患者さんにも恵まれ、順調な患者数です。開業当初でありながら、近隣の医療機関からご紹介を頂いてくことも多く、医療機関を含め地域の方々の期待を感じるところです。そのような毎日忙しい中ですが、今後もチーム一丸となり診療に取り組んでいきたいと考えております。


〜インタビュアより〜
糖尿病、肥満症、脂質異常症などの生活習慣病については、医師・管理栄養士・看護師・糖尿病療養指導士のチームアプローチによる診療を行ってくれるそうで、患者さんにとっては安心して治療をお任せできるクリニックではないでしょうか。
今後のあそうクリニック様に注目です。

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posted by nishi at 14:54| 日記

2011年02月01日

エム・ジー・サポート株式会社 様

□会社名  エム・ジー・サポート株式会社
□事業内容 請負業
□所在地  御殿場市神山875番地の1
□電話番号 0550−86−0158
□FAX番号 0550−87−6414
□HP   


第28回は、御殿場市にて製造業を中心に請負業をされていらっしゃいます
エム・ジー・サポート株式会社 様をご紹介いたします。
事業企画部長の水口盛幸様にお話をお伺いしました。DSCF1241.JPG


Q.事業について詳しく教えてください 。
当社で請負事業を専門とし、子会社のジョイナス株式会社にて人材派遣業を専門として行っています。主に自動車関連メーカーや食品、アルミやプラスチック製品の製造業への請負・派遣をしています。登録者の7割は外国人であり、外国人労働者の労働力も積極的に活用しています。


Q.3年前の不況下で派遣・請負業からの撤退を余儀なくされた会社は多いと思いますが御社はどのように事業を継続され現在に至るのでしょうか。DSCF1242.JPG
やはり一番は「信用」が大きく影響したと思います。その頃は多くのクライアントから仕事の終了を告げられました。クライアント自体も仕事が減少していたので致し方ありません。しかし長いお付き合いのクライアントでは受託日数が週5日から週3日に減りはしたものの継続して契約をいただきました。スキルの高い人材の能力を評価していただいていたこともあったようです。
また、以前から営業が回っていてその当時はオファーがなかった企業からもお話をいただき、始めは近くの工場へ3名ほどを派遣するのみでしたが、現在では他の工場へも派遣しており、60名程にもなります。不法就労の巧妙化も問題になっていますが、外国人を雇用している当社はオリジナルの確認方法で充分に就労資格の確認をした上で勤務してもらっていますので、そういった徹底したやり方と営業の努力を認めてもらい、契約へとつながったのだと思います。
どちらの場合も信頼関係を築けたからこそだと思っています。
登録者へも十分な仕事の紹介もできない状態でやむを得ず辞めていただいたり、休業補償で生活を保障することも会社にとっては厳しい状況でしたので、それらのお仕事はありがたいことでした。


Q.派遣業・請負業の問題と今後の課題を教えてください。
リーマンショック以降の景気低迷で、派遣切りという言葉がクローズアップされ、マスコミ等の報道で派遣というもののマイナスイメージが出来上がってしまっています。
また景気が拡大していく中で派遣の存在は雇用環境の改善の妨げともなっていると捉えられています。しかし、2006年の総務省の調べでは全労働力人口の内、派遣労働者は2.2%に過ぎません。また派遣は低賃金と思われがちですが千差万別です。常用労働者と同様の仕事をしている派遣労働者の賃金は対価としてはそれほど大差がない場合もあります。
規制緩和などもあって急速に拡大し、注目を集めた為に、格差社会の象徴のようなイメージが作り上げられたのではないでしょうか。
その一方で、企業がそれぞれで法令遵守の徹底を図り健全な事業運営を行い、また、業界自体も自主規制を進めていくことにより人材派遣・請負のあるべき姿に近づくよう努力していかなければならないと考えています。


Q.今後の事業展開を教えてください。
DSCF1244.JPG派遣と請負ともうひとつ事業の柱を立てたいと思っています。現在一般旅客の許可を取得し、スタッフの送迎の部分を事業として拡大し、マイクロバスでの様々な送迎や観光客の送迎など多様な送迎に対応できる事業を展開していけたらという考えもあります。
当社社長の好きな言葉“人よし 我よし”からクライアントと当社とスタッフ、三方よしになるよう今後も努力を惜しまず続けていこうと思います。
                          

〜インタビュア西尾より〜
派遣切りなどニュースでも連日報道され社会問題となった中、色々な批判もあったと思います。事業を継続されていくのは本当に大変であったと思います。しかしその危機を乗り越えられたのは、会社が一体となり水口様始め営業の方の努力や派遣や請負のスタッフの方のがんばりが大きく影響していたのではないかと感じました。
posted by nishi at 21:50| 日記

2011年01月04日

御成橋栄クリニック 様

□会社名  御成橋栄クリニック
□事業内容 クリニック
□所在地  沼津市通横町9番地マキヤ御成橋ビル3F
□電話番号 055−952−2525
□FAX番号 055−952−7733
□HP   http://www.sakae-medic.jp


第26回は、沼津市の御成橋近くで、内科・外科・消化器科・人間ドックの他、糖尿病やリウマチ疾患等に対する外来を専門とされております
御成橋栄クリニック 様をご紹介いたします。
院長の小林栄孝様にお話をお伺いしました。Img43785[1].jpg



Q.院長のお考えになる貴院の病院スタイルを教えてください。
患者様の立場で考えると、分野の異なる症状も1つの医療機関で相談できるほうが便利ではないでしょうか。当院は総合病院のようにはいきませんができる限り患者様の要望に応えられる体制をつくりたいと思っています。そのためには井の中の蛙にならないことです。常にアンテナを高く持ち新しい情報を取りこめる環境に自分を置いておくことが必要です。それは医師を続けていく中で一番大事なことではないでしょうか。各専門分野での学会に参加してその活動で得た知識や情報を多くの患者様に提供できるように考えています。ただ私ひとりでは限りがありますので、糖尿病の専門医である妻の貴子先生や米国リウマチ専門医のピーター先生の力を借りてマンパワーでやっています。また、私では対応できない場合は、他の近隣のクリニックや病院のドクターと連携をとり、より的確な診療に心がけています。
ただし、基本的には専門分野を広げすぎることがないよう自分にできる範囲でやっていこうと思います。


Q.力を入れていらっしゃる予防医療についてお聞かせください。
Img43745[1].jpg今までは、病気になったら治療するというのが病院の主な役目でしたが、これからは予防のための医療を行うことが重要になるでしょう。
生活習慣病やメタボリックシンドロームなどは早い段階で食事や運動療法を行えば糖尿病・高血圧・高脂血症などの病気を防いで健康増進を図ることが可能です。また、現在死亡原因の1位であるがんは早期発見・早期治療が重要です。それら予防を行うのには、自分の体を定期的に調べてどのような状態であるかを知っておくことが大事です。
当院では一般健診はもちろん、生活習慣病健診や人間ドックの設備を充実させています。胃の検査では、患者様に負担の少ない経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)もありますので、患者様自身でバリウムと選択することができます。
また、人間ドックを行う中で、血管年齢・肺年齢・骨年齢を計測することもでき、より健康な状態で年を重ねていただけるよう、加齢に対する様々な疾病を予防していこうとするアンチエイジング医療にも力を入れています。
他に、タバコをやめたいと思っている方をサポートするための禁煙外来も行っています。


Q.院長が予防医療に積極的に取り組まれるようになった経緯を教えてください。
以前は消化器外科医として、多くのがん患者様の手術・治療に携わってきました。現在、日本国内で1日にがんで亡くなる方は800人と言われています。そのような現状で少しでも多くのがん患者の方を救う方法はないかと思い、がんの研究を大学病院にて行っていました。その後、抗がん剤開発のベンチャー企業(株)キャンバス創設メンバーに加わり、新規抗がん剤開発に向けて研究を続けました。しかし研究開発は当然ながら簡単なものではありません。すぐ薬として認められて即患者様に提供できるものではありません。長い間、研究を続ける中で、もっとより身近で根本的にがん発病のリスクから救う方法を考え続けていました。発病そのものを防ぎ、また極めて初期の段階で発見し治療することができればより多くの方の命を救うことができるのではないかと考えました。その頃勤務していたNTT東日本伊豆病院では人間ドックの設備が整っており予防医療を推進していたため、予防医療の重要性に大変共感致しました。これからの医療の本来のあるべき姿を考え、予防医療にたどり着きました。以来独立開院してからずっと予防医療に力を注いでいます。


Q.スタッフに活躍してもらうために意識されていることはありますか?
DSCF1238.JPG信頼のおける看護師長が開院以来、核となってスタッフ全体の意見の抽出やルールの徹底などを行ってくれているためうまくまとまっていると思います。
家庭や子育てがありながら働いてくれているため、有給休暇を時間単位で利用できるようにして、負担がかからないような労働環境を整えています。
また当院は、水・日曜が休みですので週2日の完全オフの日を確保できることで無理なく勤めてもらえるのだと思います。
                          
Q.今後どのような医院を目指そうとお考えですか?DSC_0527[1].jpg      
患者様がどんなことでも相談できるような、かかりつけ医師を目指していきたいと思います。
病気になったから行くだけではなく、自分の体や健康に関心がある方も気軽に来て頂ける場所として、また専門設備と質の高い医療を求める方にも対応できる場所として、地域に信頼されるクリニックとして貢献していきたいと考えています。



〜インタビュア西尾より〜
症状が出たから治療に行くというのが病院だと思っていましたが、院長の目指す病院の姿は、一人でも多くの人が健康な体で過ごせるための診察や治療を行うものであり、健康で生きようとがんばる全ての人々を応援してくれる病院なのではないかと思いました。また万が一病気にかかってしまっても整った設備と院長の紳士なお人柄が安心して治療を任せられる病院であると感じました。
posted by nishi at 17:48| 日記

2010年10月27日

NPO法人 エンジョイ&コミュニティサポート 様

□会社名  NPO法人エンジョイ&コミュニティサポート
□事業内容 各種余暇活動教室の開催
□所在地  沼津市下香貫島郷2966-5
□電話番号 055−934−6777
□FAX番号 055−934−6777
   

第25回は、県東部地域において各種余暇活動の企画開催、子育て支援、スポーツクラブチームの運営等を行っていらっしゃいます
NPO法人エンジョイ&コミュニティサポート 様をご紹介いたします。yamamoto[1].jpg
NPO法人エンジョイ&コミュニティサポートの理事長であり、有限会社アスルクラロ沼津の代表取締役であります、山本浩義様にお話をお伺いしました。






Q.アスルクラロ沼津を設立したきっかけを教えてください。
私は大学卒業後に高校教諭をしている中で幼児体育というものに出会いました。子供たちが楽しそうに運動をしている姿を見て人格や体がある程度完成されている高校生を教えるよりも、幼児たちに体を使うことの面白さや素晴らしさを教えていけたら楽しいだろうと思いました。
また学校体育とは別に、地域社会の中でスポーツに触れることができる環境が作れないだろうかとも考えました。何か自分にできることがあるのではないかと思い教師を辞めて地元の沼津に戻りました。
そして私が小さい頃から親しんできたサッカーを通じて健康づくりやコミュニティづくりの環境をつくっていきたいと思い、地域に根ざした複合型スポーツクラブを目指し1990年に起業しました。


Q.起業して苦労されたことはありますか?
設立して2年は会員数が少なく大変でした。幼稚園が終わった後の園庭を借りて園児にサッカーを教えたいと、幼稚園を回って営業しました。当然ながら簡単には受け入れてもらえませんでした。当初は4つの幼稚園で70名ほどの参加者でしたので、企業としては成り立っていませんでした。1人の子供に対し教えたこともありました。しかし熱意が伝わったのでしょうか、こちらの考えを理解してくれた幼稚園から契約をいただけるようになりました。暫くすると「先生、お友達を連れてきたからうちの子供と一緒に教えてあげて!」と子供たちのお母さんが次から次へと友達に声を掛けて連れてきてくれるようになりました。その頃のお母さんたちには本当にお世話になり当時を支えてもらったと思います。そして皆さんが「山本さんだったら子供を安心して預けられる」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。これが私のスクール事業の始まりでした。260[1].jpg
3年目にようやく給与をとることができました。93年にJリーグが開幕。中学生までの指導も始め、嬉しいことに今年まで毎年、前年を下回ることなく生徒数は順調に増えてきました。周囲の人や環境に助けられてきた私は運が良いのかもしれませんね。
今はサッカーを中心として、新体操、テニス等、青少年のスポーツクラブの運営をしています。現在約2000名の会員がいて、スポンサー企業も80社、協力店は150社にのぼります。ジュビロ磐田と業務提携も結んでいます。
アスルクラログループは沼津だけではなく、東京・札幌・岐阜・高知、今年には新潟もスタートさせ全国に仲間を増やしています。


Q.NPO法人を立ち上げられたきっかけを教えてください。
当社は青少年に対するスポーツ普及に特化していますが、青少年に限らず老若男女、不特定多数の地域住民がスポーツやそれ以外でも楽しめる場を作りたいという思いから、2007年にNPOを立ち上げました。
NPOにすることでどんな活動をしているかを地域の方から見えやすくして社会的な信頼や協力を得ながら運営をしていきたいと思いました。
アスルクラロ沼津よりも気軽に参加できるサッカーチーム「ジョイン」や未就園児や自閉症児を対象としたスクール、また地引き網や料理の体験教室など子供と保護者が一緒になって参加できるものも行っています。


Q.アスルクラロ沼津の特長を教えてください。
静岡県はサッカーが盛んですが、沼津は施設の整備がとても遅れています。アスルクラロでは東部地域のスポーツ環境を整えるという目的の中で、「セレステ」という人工芝グランドを設立しました。グランドを所有していることで色々な企画ができるのが強みです。また会員だけでなく、申込みをしていただければだれでもが利用できるオープンな施設としています。年間で延べ8000人の方に利用していただいています。
そして、他のクラブチームの多くは、小学校高学年〜中学生を対象としたクラブチームを作ろうとします。でも子供の年齢が高くなればなるほど技術的に専門性も高まり、多くの運営資金が必要になりますし、生徒を集めることも大変です。ですから維持できないところはたくさんあります。しかし当社では、園児の頃からスクールに入っている子も多く、小さい頃からスタッフとの信頼関係を築いており、また年代ごとに必要な技術を計画的に身につけていける体制ができているのが特長です。


Q.スタッフについて教えてください。
クラブチームのスタッフというのは1年契約での更新が一般的です。しかし当社は正社員として働いてもらっています。30代の働き盛りが多いので、長く安心して働ける環境を整えることも必要だと思います。そして子供相手に教えるといってもこの仕事は親御さんとの繋がりも強いため、礼儀正しく好印象をもてる人間になろうと伝えています。それを一人ひとりが自覚して動いてくれています。
それと、当クラブチームで育った生徒がもう大学を卒業して地元に戻ってきています。私のところで働きたいと言ってきてくれる子もいて、それはとてもありがたいことです。


Q.今後はどのような活動を行っていこうとお考えですか?
427[1].jpg私の夢のひとつである、JFLの加入を目指します。地元には高い能力を持った良い選手がたくさんいますので、選手のさらなる育成強化を図って、ひとつずつ結果を出していきたいです。それが子供たちに夢や希望を与えることができればよいと思います。
地域の方がスポーツを楽しみ互いに関わりを持ちながら健康づくりができる姿が私の理想です。その理想にさらに近づくため、現在3種目ですが、10種目に増やしていきます。ママさんバレーや太極拳、ヨガ、またスポーツ以外の料理、手芸などを考えています。
また生徒さんだけでなく指導者として事業に参画してもらえる人に活躍の場を提供していきたいと考えています。自分の得意なことを活かしたいがどうしたらよいかわからないという方に、私達が集客と場の提供をしますのでそこでいろいろな企画を考えて、共に活動の場を広げていけたらよいと考えています。
また社会奉仕活動や国際交流も積極的に行っていきたいと思っています。
2つの法人をうまく役割分けをして多様な活動を展開していきたいと思います。

                                
〜インタビュア西尾より〜
山本理事長は、自分は運がよく周囲に助けられてきたとおっしゃっていました。しかしそれは、理事長のお人柄や熱意が多くの人を惹きつけてこられた結果なのではないでしょうか。
今年は設立20周年ということで様々な記念イベントも開催されているそうです。
posted by nishi at 16:46| 日記

2010年10月04日

有限会社御殿場カメヤ 様

□会社名  有限会社御殿場カメヤ
□事業内容 観光ドライブイン
□所在地  御殿場市新橋740-1
□電話番号 0550−83−9630
□FAX番号 0550−83−9646
□HP   http://www.gotenba-kameya.com/


第24回は、東名高速御殿場インターチェンジの近くにて、土産物販売、レストラン等の観光ドライブインを営んでいらっしゃいます
有限会社御殿場カメヤ 様をご紹介いたします。
カメヤ食品株式会社の亀谷泰一専務と有限会社御殿場カメヤの松井義治社長と総務の土屋様にお話をお伺いしました。


Q.いつ頃からどのようなきっかけでドライブインを始められたのですか?
昭和56年7月に、この場所の少し先のインター寄りのところで、現在の親会社にあたるカメヤ食品株式会社の御殿場店としてお土産販売をメインとしたわさび漬けの実演販売などを行う店をオープンしたのが始まりです。今でいうアンテナショップの位置づけですね。
カメヤ食品の商品を店頭販売するのみで、はじめはドライブインを営むノウハウは何もありませんでした。事業を広げるため、知り合いから観光業界の方を紹介してもらい、一から様々なノウハウを教えてもらい、敷地内にお蕎麦屋さんを併設したりしながら徐々に事業を広げていきました。


c4_13b.jpgQ.現在の場所になったのはいつ頃ですか?
現在の場所に移転して今年で6年目になります。移転をきっかけにレストランの座席数も増やし、店内や土産物屋やお手洗いも広く使いやすくなり以前よりも大勢の観光客の方を受け入れられるようになりました。



Q.最近は海外からの観光客も多いのですか?080901 002.JPG
外国からのお客様は全体の6割ほどに上ります。主に中国人が9割近くを占めます。あとは韓国からのお客様です。
開業をした当時は飲食店では外国人のお客様は敬遠されがちな時代でした。しかし当社では当時から海外観光客を拒むことなく受け入れてきました。今、外国人のお客様を大勢迎え入れられるのも、その当時のノウハウが活かされているからだと思います。
観光客の特徴としては、日本のお客様は高齢者の方が多いのに比べ、中国の方は子供づれの家族旅行者が多いのが目立ちます。
富士山を見に来られる旅行者の方も多いので登山シーズンの夏場や、10月1日からの中国の国慶節の大型連休などに多くいらっしゃいます。ただ外国のお客様は経済問題や社会情勢なども影響を受けやすいことは事実です。
接客については日本のお客様も海外のお客様も基本は同じです。笑顔は万国共通ですから明るい笑顔と明るい声で接客することを心がけています。


Q.お店のおすすめの料理を教えてください。fujisan-04.jpg
お蕎麦をおいしいと言ってくださる方は多いです。蕎麦つゆを自前で丁寧に作っています。蕎麦つゆはその素となる「返し」の良し悪しで決まります。カメヤ食品株式会社の工場で十分に熟成させた返しを使っています。さらにだし汁もだしから時間をかけてじっくりととっています。これをあわせることでコクとうまみがある蕎麦つゆに仕上がっています。
昔はドライブインで温かいものを温かい状態でお出しするサービスができるところはあまりありませんでした。それを実現させ団体でいらっしゃる観光客の方皆さんに温かい蕎麦やうどんを召し上がっていただくようにしました。それが人気になりました。

                                
c4_03.jpgQ.カメヤ食品株式会社さんの工場がセントラルキッチンの役目をしているのですね。
他のドライブインでは商品開発や製造のための大規模な工場を持つことは難しいのですが、当社では蕎麦の他にもカメヤ食品の工場で作った漬物や佃煮や煮物などを提供することができます。価格や味、品質にこだわったオリジナルの製品をお客様にお出しできるのは当社だけではないでしょうか。
嬉しいことに、観光客の方でも一度団体ツアーで来られてその後個人でわざわざ食事に来てくださる方もいます。また、バスの運転手さんや添乗員さんにもとても好評で、繰り返しお客様を連れてきてくださいます。


Q.今後どのようなドライブインにしていかれる予定かお聞かせください。
ドライブインに対する“汚い”や“おいしくない”などのイメージをくつがえしていきたいと思っています。当社は観光の途中に寄る場所ですのでそのとき滞在していただく短い時間の対応で印象が決まってしまいます。ですからお客様一人一人に接する瞬間に最高のサービスをご提供し、良い意味でお客様の期待を裏切るようなおもてなしができるよう社員一丸となってどこにも負けないお店作りに取り組んでいきたいと思います。
またそのためには、社員に他店で接客を受ける機会を持たせたいと考えています。他所ではどんな対応をしているのか逆にお客様になることで自分たちの仕事に生かせることがでてくるはずです。忙しくてそういった余裕がないのですが、サービスの現場で学んでもらう時間も今後増やしていかなくてはと思います。。c4_11b.jpg
当社が持つおもてなしの心でこの伊豆箱根富士地域の魅力を伝えていき、さらには観光業界の発展のために役立つことが我々の使命であると思っています


〜インタビュア西尾より〜
清潔で広々とした店内、スタッフの方の明るい元気な対応がとても良い印象でした。これから観光シーズンとなり、多くの観光客の方が御殿場カメヤさんに立寄ると思いますが、旅行の食事休憩というだけでなく、美味しい食事ができお土産も買えてゆっくりできるというツアーの中のひとつの観光スポットとしてお客様にとっては思い出になるのではないでしょうか。







posted by nishi at 09:29| 日記

2010年08月30日

有限会社かねせい水産 様

□会社名  有限会社かねせい水産
□事業内容 ひもの製造業
□所在地  沼津市志下607番地
□電話番号 055−932−8250
□FAX番号 055−932−1780
□H  P http://www.kanesei.jp (本サイト)
http://kanesei.shop-pro.jp/(ショップ)




第23回は、沼津市志下にてあじを中心にひもの製造業を営んでいらっしゃいます
有限会社かねせい水産 様をご紹介いたします。no-title
植松一雄社長と植松秀充専務にお話をお伺いしました。



Q.社長にお聞きします。創業の経緯を教えて下さい。
ゴルフ場や農地を造成する機械土木業を営んでいましたがオイルショックの影響があり、不安定でした。その当時同級生がひもの製造をしていたこともあり地場産業に興味を持ち、昭和51年にひもの製造をはじめました。



Q.創業で苦労したことは?
全くの素人で後発参入でしたから、東京・横浜などの大きい市場へ入っていくことは困難でした。しかし私は、“始めから何でもできる人はいない、生まれたときは皆同じだから、努力をすれば何かを掴むことができる”という思いでいましたから、屈することなく別の地域の市場を考えました。仙台の売り子をしている人と知り合い、信頼関係を築いていきました。その当時、製品は東京を経由していくため、売れないものが地方に回る傾向でした。仙台に着く頃には四角い箱は多くの商品に揉まれて角がとれて丸くなってしまうくらいでした。
また、仙台で食されている魚はサンマやほっけ、戻りがつおなどの北の魚がメインで、アジはまだ広まっていませんでした。
しかし仙台のバイヤーと話したり市場調査をするにつれ、仙台は質のいい魚が好まれていくと感じました。その後仙台への流通経路を確保し、当時地元では他には誰もいなかった仙台市場への出荷を実現しました。現在でも仙台市場では多くの信頼をいただいています。



himono.jpgQ.製品の特長について教えてください。
創業以来守り続けている、当社の味に対しては誰にも負けません。自信を持っています。
味の決め手は塩汁です。味付けのための塩汁にセラミックを投入することで、塩のかどをたたせずにまろやかな味になります。苦味や臭みを取り除き、身もやわらかく魚本来の味に仕上がります。
塩汁は、定期的に新しくする方法が一般的ですが、新しくすればきれいな干物ができるというわけではないと思っています。当社では、セラミック効果で生みだした昔からの塩汁を継ぎ足し継ぎ足ししていくことで、うまみ成分が蓄積されている塩汁になっているのです。味が均一的でおいしさが凝縮されたひものが出来上がります。



Q.専務にお聞きします。新しい取り組みをされているそうですが、そのことについてお聞かせ下さい。
不二高鰍ウんとのビジネスマッチングが実現しました。tirasi.jpg
「ICAS®」というシステムとひものを融合させました。これにより今までのひもの以上にマイルドな食感で、熟成されたおいしいひものが出来上がりました。衛生的で日持ちも良く明るい色目も保ち易く、ひもの独特の臭いも抑えてくれます。その秘密は、解凍と乾燥の工程で、炭と電子の力でマイナスイオンの多い環境を作り、きれいな空気の中で製造することを可能にしたことにあります。旨味成分のグルタミン酸やアミノ酸が増え、また低温での乾燥でも除菌効果が高いのです。
ひものへ「ICAS®」を応用したのは当社が初めてです。当社の伝統ある味に最新システムをプラスして今までにない新たな取組みにチャレンジしました。この事業で、当社元来の商品のよさを広めるきっかけとなればという思いと、ひものの新しいスタイルの事例となり、沼津ひもの全体の活性化につながればという思いで始めました。
9月2、3日に420もの出展企業が集まって開催される東京ビジネスサミットに出展が決まっています。



Q.社長にお聞きします。今後の方向性を教えてください。
商売の基本は、「お客様に尽くす」ことです。
いつも買って下さる業者や消費者に安定的に供給していくこともお客様サービスです。いつもの仕入れができず販売価格より仕入れ値の方が高くなってしまうこともありますが、今まで買ってくれていたお客様に商品を切らせてしまうことのないよう、当社が一時的に損をしても同じ値段で販売します。逆の場合に得た利益は、さらに商品に付加価値をつけてお客様や取引先に対して還元していくやり方を貫いてきました。多くの量を生産するために会社の規模を拡大する必要はないと考えています。当社の製品を良いと思う人が買ってくれればそれでいいと思っています。安全かつ満足していただける商品を誠意を持って売ることはずっと守っていきたいと思います。



〜インタビュア西尾より〜
商売も思いやりが大事、と今までの事業に対する思いを語ってくださった植松社長からはとても温かいものを感じました。きっと商売に携わる人々の心をしっかりと掴んでいらっしゃると思います。私がお伺いした際に、工場の外壁の汚れをお一人で洗っていました。後から聞くと、古くてもいつも大事にきれいにしておけば新しいものよりも魅力があるんだと語ってくださった言葉が印象的でした。
今後社長の長年の思いや技術と専務の新たな戦略が調和していくことでさらに良い企業に発展していかれると思いました。



posted by nishi at 18:10| 日記

2010年08月02日

有限会社信和印刷 様

□会 社 名 有限会社信和印刷
□事業内容 印刷業(オフセット印刷)
□所 在 地 沼津市大塚186−2
□電話番号 055−966−4320
□FAX番 号 055−966−4420


第22回は、沼津市大塚にて印刷業を営んでいらっしゃいます
有限会社信和印刷 様をご紹介いたします。
経理・労務関係の管理業務をされていらっしゃいます室伏靖子様にお話をお伺いしました。DSCF1123.JPG
                                         
                                         
Q.事業の沿革を教えてください。
設立は昭和46年12月です。私の夫とその兄との共同経営で始まりました。はじめは仕事がとれず苦しい時期がありましたが、夫が起業する前に勤めていた大手印刷会社から仕事を回してくださるようになり、徐々に仕事量も増えていきました。
写真集、料理本、絵本など各種出版印刷を手がけています。


Q.御社の技術について教えてください。
料理本などは色の彩度が高くないと製品になりません。原稿を見ながら色を合わせていくのですが、その微妙な色の違いを見極めるオペレーターになるには相当な経験が必要です。
また医学書などの専門的な画像には、素人目では見えない黒点やゴミもあってはいけません。特に高いクオリティを求められます。その技術を持った社員をひとりでも多く増やしていくことが今後の当社の課題です。


Q.多くの同業が事業を閉鎖する中、継続して事業を行われている理由は何でしょうか。
DSCF1126.JPG日本全体の景気が良かった頃、印刷業界もご多分に漏れず順調で当社も業績を伸ばしていました。しかしそうであっても無理な設備投資は行わず、また派手な経費の使い方をしないようにしてきました。
また、良い時代でもどんぶり勘定ではなくシビアに数値管理してきました。当社には4色機が2台ありますが、ある日突然動かなくなるかもしれません。修理には何百万もかかります。機械が壊れたから納期に間に合わなかったでは当然済まされませんので、そういった当社が持つリスクも含めて資金繰りを行い、こつこつと内部留保を積み重ねてきました。
この先どういう時代が来るかわからなかったですから、事業継続のために自社のやれることをやってきました。基本的なことですが大事なことを、変えずに地道に持続してきたことが結果的に事業継続につながったのかもしれません。


Q.会社のお金と数字を管理されるのに工夫されてきたことなどありましたか。
下請け業者として利益を出していくのは大変です。大変であるがゆえに会社の数字を常に細かく把握していくことが重要になります。
年間の資金計画はもちろんのこと、それに伴う月間の資金繰りを毎月立てていきます。さらに製品単位で実行予算をたてます。それでも実際は、原価を割ってしまう仕事も多いです。そのため、自社の原価や生産性を正確に把握するために製品1点ごとの詳細な原価計算をします。実物の製品をつけて毎月の結果をデータにして元請業者に提出します。
事実に基づく数字を提示して説明することでこちらの状況も理解してもらうようにしています。そのような詳細な数値管理を行い、常に元請業者と価格交渉をしながら現状を維持していくようにしています。


Q.今後の方向性を教えてください。
DSCF1128.JPG電子書籍の普及など時代の変化による印刷需要の減少もあり、周辺に10社あった業者が現在では当社を含め2社しか残っていません。
さらに企業からはますます高い技術を求められるようになっています。そういった厳しい現状ですが、当社のもつ技術を活かしながら大手企業の意向に応えていくために日々努力をしていきたいと思っています。


〜インタビュア西尾より〜
近年の出版不況を背景に印刷事業は厳しい現状であると思います。しかし景気の良い悪いに関わらず、経営で大切なことは堅実さであるということを教えていただいたような気がしました。

posted by nishi at 09:05| 日記

2010年07月02日

有限会社イワナベ商会 様

第21回は、沼津市にて燃料・家電販売を中心に事業を行い、昨年創業60周年を迎えた
有限会社イワナベ商会 様をご紹介いたします。
岩鍋清臣社長にお話をお伺いしました。DSCF1120.JPG              
                        

Q.事業の沿革を教えてください。
昭和24年に父が創業しました。炭や薪、練炭などの固形燃料の販売から始まりました。昭和43年に引継ぎ、昭和46年に法人化しました。現在は燃料もプロパンガスや灯油に代わり、静岡県東部地域を中心に販売しています。燃料販売が事業の半分を占め、その他家電販売とリフォーム事業を行っています。


Q.御社の特長を教えて下さい。
当社は大手家電メーカーや住宅機器販売メーカーとの提携がありますがそういったメーカーとの信頼関係構築を積極的に行ってきました。
メーカー側も生産計画や販売計画があります。そういったものに全面的に協力してきました。メーカーとの同行販売や、年4〜5回行うメーカーの主催する展示会に必ず参加します。メーカーとのパイプを太く持つことがお客様への良いサービスにもつながります。昭和48年のオイルショックの際は、メーカーとの連携により混乱せずに円滑に供給できました。


DSCF1122.JPGQ.どのようなことを大切にしてこられましたか。
「自分達が売ったものは最後まで責任を持つ」ことが私の信条です。小売業はアフターフォローが命です。例えば採算が合わない商品の取り扱いをこちらの都合でやめてしまったら、困るお客様がいます。途中でやめることはせず販売を続けるようにします。そうすることで必要なときにお客様に満足してもらえます。
当社のファンのためには力を注ぐことは惜しみません。小さなことでも相談を受ければ行って対処します。今はほとんど需要がない炭であっても欲しいと言われれば間に合わせるようにしています
それが長い年月をかけてお客様との良好な関係を築いてこれた理由だと思います。
「継続は力なり」です。細く長く続けることが大事なのではないでしょうか。


Q.今後はどのような事業展開を考えていらっしゃいますか?
固形燃料の時代が終わり、これからは限りある資源を有効に使っていかなければなりません。環境問題は避けて通れないのです。CO2削減の問題は、工場や生産部門では90%近く達成しているのに家庭では逆に増えてしまっています。これからは一般家庭でいかに減少させていくかが大きな課題です。そのためにお客様の生活も変化が必要です。これから私達の仕事は単に物を売るだけではなく太陽光や省エネなどの環境に配慮したやさしい暮らし作りをお手伝いする「生活対応業」と位置づけ、お客様が上手に環境問題に対応できるよう、地域の中で貢献していきたいと思います。DSCF1121.JPG
                          








〜インタビュア西尾より〜
弊社主催の経営者セミナーにご参加いただいたことをきっかけにお仕事をさせていただいております。
お客様をとても大事にされていて、毎年1回、お客様への還元としてバス旅行を企画されています。今年で33回目になるそうです。これを毎年楽しみにしているお客様もいるそうです。お客様との長いお付き合いの中で揺るぎない信頼関係を築かれていると感じました。








posted by nishi at 11:15| 日記