2010年01月04日

深澤電工株式会社 様

2010年の幕開けは、電子機器の設計・開発・組み立て、分析装置修理を行っていらっしゃいます、長泉町桜堤の 深澤電工株式会社 様をご紹介いたします。深澤好正社長にお話をお伺いしました。hukasawashatyou.jpg

                            
Q.事業内容について教えてください。
先代である義父が下土狩で電子機器の組み立てを行ったのが始まりでした。その当時、取引先は1社のみでした。私の代になり分析装置の組み立て、修理も行うようになり、取引先を増やしていきました。20年前に第二工場として建てた社屋を現在の拠点とし、従業員も増えていき現在は50人です。


Q.先代から会社を引き継ぐのは大変でしたか?
やはり苦労しました。法律や税務上の問題や心理的な問題をクリアにしなければなりません。実際泥臭い部分もあります。それらは文章では伝わりづらいので、事業承継で悩んでいる新旧経営者に機会があれば自分が経験したことをお話したり、助言もさせてもらっています。


Q.しょうがい者雇用に取り組まれているとお聞きしましたがきっかけはどのようなものでしたか?
たまたま縁があって来ていただいただけです。私はしょうが者ではないのでしょうがい者の気持ちはわかりません。わかる必要はないと思っています。なぜかと言いますと、しょうがい者であっても働きたいと思う気持ちは健常者と同じだからです。働きたいという気持ちと働いてほしいという気持ちが合えばどんな人でも働いてもらえると思います。それは、人の能力を仕事に合わせればいいと私は思っているからです。
だれでもなんでもできるわけではありません。今の仕事以外の仕事を簡単にこなせることはないのです。与えられた環境の中で自分の能力を発揮してその道のプロになればよいのです。それはしょうがい者であっても健常者であっても同じことです。
いつ自分がしょうがい者になるかもしれません。身近な家族がそうなるかもしれません。身近な家族にたまたまいないだけで家系をたどっていけばしょうがいを持った親族がいることは多いです。特別なことではないのです。
ただ企業は心に壁を作っているのです。いろいろな理由を並べていますがそもそも雇う気持ちがないのです。でもトップがやると決めればどんな企業でもできることなのです。
私はこういった考えを、支援学校、企業、経営者団体などで講演させてもらっています。来年1月にもしょうがい者支援団体での講演を予定しています。しょうがい者を持った父兄の方へは、企業側が求めていることや企業の現状をお話したりします。自分の話を通じて幅広くしょうがい者雇用について考えてもらえればよいと思っています。



Q.環境整備の取組みについてお聞かせ下さい。
社員は7時半には出勤して掃除をしています。建物全部の窓を開けて空気の入れ替えをします。そして昔ながらのハタキで埃を払い掃除機をかけ最後に雑巾で拭きます。掃いて・吸って・拭く、これが掃除の基本です。汚いよりきれいの方が良いに決まっています。良いほうのことをすればいいのです。そして皆自発的にしています。これが我社の社風です。この社風は1日にして作られたわけではありませんよ、20年の年月をかけて社風となったのです。
よく他の企業から環境整備研修をしたいという依頼があります。時間と場所を提供して環境整備を学んでいってもらいます。もちろん無料です。見られる側になることも自分達にとってはいい刺激となります。他の企業に追い抜かれないようにますますグレードアップさせていこうと思っています。


Q.社員教育についてお聞かせください。kennshuu.jpg
外部講師を招いて社員教育を行うことはあります。しかし一番大事なのはあたりまえのことをあたりまえにやれることです。それは困っている人がいたら手助けするとかあいさつができるとか約束を守るとか。人間として基本的なことができる人になってもらいたいと思います。    



Q.これからどんな会社にしていきたいですか?
koujounai.jpg会社は経営資源を乗せた船であると思っています。経営者は向かう方向、目的地を明確に示しそこに向かって船を進めなければなりません。我社は“志の高い人づくり”という島に向かっています。そこに向かうために毎年度、部、課ごとで目標を立て、それに対して何をするかを決めます。そして全社員で毎月チェックを行っています。



Q.今後の事業展開を教えてください。
「ちょっと体の悪い人、ちょっと年の多い人」というキャッチフレーズを掲げた事業を考えています。
何かといいますと、知的しょうがい者や65歳以上の高齢者の中でも仕事を通じて社会とのつながりを持っていたいと思う人がたくさんいます。でも現在の事業だけではその人達の仕事を維持していくのが困難な現状があります。そこでその人達の雇用確保をしていくために、病院のトイレ清掃事業を立ち上げようと考えました。現在でも清掃業者はありますが、まだまだ主婦感覚の清掃だと思います。徹底したやり方で清掃をすることで他にはできないことができるのではないのでしょうか。hukasawagailan.jpg
これから衛生面の管理や健康管理、社員教育のマニュアル作成、営業などたくさん行うことはありますが来年2月から始動に向けて忙しくなりそうです。



〜インタビュア西尾より〜
会社の玄関に「ようこそいらっしゃいました」と私の名前が入った手作りのウェルカムボードがあり、さらに玄関へ入ると液晶画面にも私を迎えてくださるメッセージがでていました。会社全体で迎えていただいたようで喜びと感動をいただきました。
そして20年も経っているとは思えないほどの建物内外の綺麗さが社員一丸となって環境整備に取り組んでいる姿が思い浮かぶようで、すばらしい会社だと感じました。





深澤電工株式会社様のHPはこちらから↓
http://www.fd-kk.com/
posted by nishi at 09:05| 日記