2010年04月03日

羽野シーフーズ株式会社 様

第18回は、アジを始めとしてホッケやキンメ、カマス、エボダイなどの干物の製造販売をされていらっしゃいます、沼津市下香貫の 
羽野シーフーズ株式会社 様をご紹介いたします。
久保田龍栄社長にお話をお伺いしました。DSCF1071.JPG                                       


                                         
Q.商品の特徴を教えてください。
“銘茶干し”という独自の製法で製造しています。塩漬け工程の際、海洋深層水を使い、さらに静岡産緑茶で浸けこむことで、カテキンによる殺菌力を強化し、酸化を防ぎ魚の臭みも抑え、身をやわらかく保つことができるようにしました。
“銘茶干し”は当社の商標登録です。沼津ブランドとしても認定されました。


Q.最近開発された商品があるとお聞きしましたが詳しく教えてください。
20091113225558_00_240.jpg昨年4月に「ひものバーガー」を試験販売しました。
アジの干物を揚げてレタス・玉ねぎと一緒にライスで挟んだバーガーです。
若者の魚離れで干物が食卓に載ることが少なくなっています。もっと若い世代に干物を食べてもらいおいしさを知ってもらうことはできないかと思い企画、開発が始まりました。
干物屋として、干物の形は残したいというこだわりがありましたので、頭から骨まで一匹丸ごと食べられるようにしました。
販売するまでには1年の期間を要しましたが材料も地場産品を活用し、地元の業者の方の協力の上、商品化することができました。
おいしいと評判は上々で、その後昨年11月から商品として販売を始め、2ヶ月で2,000個を販売する好評をいただきました。新聞やニュースなど様々なメディアで取り上げていただきました。
現在は、沼津港の店舗で販売しています。
お客様の中には携帯サイトを見て県外から来たという若い方もいました。当初の目的であった若い世代に、干物の味に注目してもらえたのではないかと思っています。


商品開発を担当された山菅さんにお話をお聞きしましたDSCF1074.JPG
〜沼津のひものはおいしいのに、片付けが面倒とか焼き魚のにおいを敬遠する若者が増えているのはもったいない、それなら手軽に片手で食べられるファストフードのようにしたら受け入れてもらえるかもしれないという発想から始まりました。
商品化にあたり、一番大変だったのは、アジをパリッとした食感で頭から尻尾まで骨も食べてもらえるように揚げるちょうどいい時間と温度を見つけることでした。これには地元小学校の栄養士さんに協力いただきました。
またバーガーからアジの頭が出ているのはおもしろいだろうと思い、見た目のインパクトも考えました。
試行錯誤の末「日本の朝食をまるごと片手で食べられる」ひものバーガーが完成しました。
カルシウムもあり腹持ちも良いので、受験生の食事にもよいと思います。
今後は季節のおすすめのアジを使って限定商品を出したり、レタスに代えてアジに合う食材をサンドしたりということも考えていけたらと思います。〜


Q.食品製造ですと品質管理への対応も大変だと思いますが御社ではいかがですか?
品質管理には全社員で取り組んでいます。
毎月1回、専門の方を招き全社員出席で勉強会を開催しています。品質管理の方法も大事ですが、考え方を学んでいます。自分が何をすればよいかを一人一人が意識することが大切であり、その結果チーム全体がレベルアップしていけばよいと思っています。
徐々に社員の意識が変わってきているのを感じます。


DSCF1081.JPGQ.沼津ひものへの思いを教えてください。
私は、沼津ひもの全体が元気になることが大事だと考えています。
今までは黙々と干物を作っていればよい時代でしたが、これからは沼津ひものをアピールしておいしさを伝えていかなければいけません。「ひものバーガー」もそのためのアピールのひとつと考えてもよいでしょう。
先日、テレビ番組の大食い選手権で沼津港が会場となり、いかの一夜干しが使われました。その際も沼津ひものの会からの依頼を受けて食材の提供や応援をさせていただきました。
これからも様々な角度から干物の名産、沼津ひもののおいしさを全国の方に知っていただけるように外にでていくことを心がけていきたいと思います。


Q.今後の事業展開を教えてください。DSCF1076.JPG
小売に力を入れていきたいと思います。
現在は価格競争が激しく値段と値打ちが一致していません。安く作ることだけを求められてしまうのが現状です。ただ売れていればいいというのは自分の考え方に合いません。価格競争から脱し、沼津ひものとしての誇りを持てる商品を作って売ることで、おいしかったからまた買いたいというファンを増やしていけるようなひものづくりを続けていきたいです。



〜インタビュア西尾より〜
このインタビューで、あまりにも身近だった沼津のひもの品質の高さと魅力を再確認できました。
ひものバーガーを今回初めていただきました。実際食べてみるまでは想像がつかなかったのですが、食べてみて「おっこれは美味しい!」ありそうでなかった新しいスタイルの和のファストフードです。
ソースは焼肉のタレ・わさびマヨネーズ・オーロラソースの3種類から選べます。
羽野シーフーズ様の沼津港売店で販売しています。
季節の美味しい干物の銘茶干しセットなどもネット販売されていますので是非ご賞味ください。


羽野シーフーズ様のhpはこちらから
http://www.hano-seafoods.com/







posted by nishi at 12:01| 日記