2010年05月06日

有限会社ゆめ薬局 様

第19回は、沼津市にて2店舗の調剤薬局を運営していらっしゃいます
 有限会社ゆめ薬局 様をご紹介いたします。
薬剤師でもあります、天野法明社長にお話をお伺いしました。  DSCF1088.JPG            

                                         
Q.調剤薬局を開業されたきっかけを教えてください。
元々、製薬会社で営業をしていました。ふと将来を考えたとき、一生の仕事を見つけたいと思いました。そこでせっかく薬剤師免許を持っているのだからその知識を生かせる仕事をしようと思いました。これを最後の転職にしようと思った私は、自分で開業する道を選びました。
当時同業で別の会社に勤めていた薬剤師の鴨川と二人で会社を興しました。平成10年開業ですので、今年で12年目になります。


Q. 患者さんへの薬剤情報の提供について何か意識されていることはありますか?
一番神経を使うのは、お一人おひとり、薬の捕らえ方が違ってしまうことのないよう説明することです。主作用と副作用を必ずお話しますが、薬のことを知ってもらおうと思うあまり、説明をしすぎて副作用の印象を強く持たれ怖くて薬を飲めなったということでは主作用を生かせません。また専門用語を使ってしまい、理解が不十分ということでは説明したとは言えないでしょう。薬を正しく飲んでもらえるよう、十分噛み砕いてお伝えすることに気をつけています。
その他には、来局される方は当然病気をもっていて、多少なりとも不安やストレスを抱えて来ています。そういった方へ接しているということを常に忘れないことです。例えば病院の受付で待たされ、また薬局の窓口で待たされるというのは負担になることも考え、お待たせしない対応をするよう心がけています。




DSCF1092.JPGQ.これからの薬剤師の役割について教えてください。
医療従事者として、医師や看護師と比べ、薬剤師への信頼や必要性の認知はまだまだ低いと思います。
これからは、もっと身近に気軽に自分の体のことを相談できる存在となるよう、業界全体でも考えていかなければならないでしょう。
登録販売者制度も新設されましたが詳細な部分での役割が違います。数を多く販売するのではなく、より危険性や専門性の高い医薬品を取り扱い調剤しますので、患者さんの病気に対して貢献できる範囲は広いと思います。新しい制度は脅威ではなく、逆に薬剤師としての仕事を知っていただくチャンスなのかもしれません。


Q.ジェネリック医薬品の扱いについて教えてください。
一言でジェネリック医薬品と言っても同じ成分を持つもので数十種類存在する薬もあります。その中で最適なものを提供していくことが薬剤師に任された仕事でもあります。安くて効果が弱い、逆に効きすぎてしまう、それでは困ります。最適なものをお勧めできるよう、常にアンテナを高くしておき、幅広く情報を収集することが必要といえます。


Q.今後どのような会社作りを目指していきますか?
頼れる「かかりつけ薬局」として地域に根ざした医療貢献ができる薬局になることを目指していきます。かかりつけ医はいても、かかりつけ薬局があるという患者さんは少ないでしょう。
薬剤師に体のことを話したい、話を聴いてもらって良かったと思っていただけるような信用を築いていかなければならないと感じます。それには、薬局に来てもらうという受身のままではいけないと思います。薬剤師がどんな仕事ができるのかをアピールして、医師に相談しにくいという場合にも、薬剤師をもっと利用してもらうようにすることが重要です。DSCF1094.JPG
景気が悪いから、法の改正が厳しいから、と環境のせいにしても良くはなりませんし、その中で現状に満足することなく、どうサービスを向上させて患者様に選ばれる薬局になっていくかが当社の今後の課題であると思います。





〜インタビュア西尾より〜
一言一言言葉を選びながら、今後の薬剤師全体の役割についても答えてくださった天野社長のお話は、患者さんへの思いが伝わるものでした。
同じく薬剤師でもある鴨川さんは社内の労務的な部分も担当されており、社長のパートナーとして大きな存在となっていらっしゃいます。
お二人の連携が、患者さんの信頼をつかんでこられた要因であると感じました。



























posted by nishi at 19:12| 日記